投資信託は利回りで選んでいいのか?/一括投資と積立投資で利回りはこんなに違う!!

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投資信託を選ぶ時、同じカテゴリーの気になる何本かのファンドを比較して検討すると思いますが、今回は利回りだけを比較して選んではいけないというお話です。

というか、もしかしたら「そんなの常識やん!」てレベルの話かもしれません。

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 利回りを比較

質問です。次のA・Bどちらのファンドを保有したいですか?

Aファンド

2006年1月に100万円一括投資したら、11年後の2017年6月の評価額は106万円でした。

2006年1月に100万円一括投資

2017年6月の評価額106万円。運用利回りは約0.6%になります。(モーニングスターの金融電卓で算出)。

Bファンド

2006年1月から2017年6月までの約11年間毎月1万円積立投資したら(総投資額は138万円)、評価額は306万円になりました。

11年間毎月1万円の積立投資

投資額138万円の評価額306万円。運用利回りは約13.7%になります(モーニングスターの金融電卓で算出)。

利回りを比較すると

  Aファンド Bファンド
運用期間11年 一括投資 積立投資
総投資額 100万円 138万円
評価額 106万円 306万円
利回り 0.6% 13.7%

運用期間は同じでも一括投資と積立投資の違いがあるので単純には比較できませんが、でも結果を見るとやっぱり保有するとしたらBファンドですよね。

だってAファンドの利回り0.6%に対して、Bファンドの利回り13.7%はこれはスゴイですもんね。積立でこの利回りはホント凄いと思います。

ということは、利回り13.7%のBファンドを11年前に一括投資していたらもっとスゴイことになっているかも…

シミュレーションすると

ということで、野村証券のみらい電卓でBファンドを強引に一括投資に置き換えてシミュレーションしてみました。

・運用するお金(元本):100万円

・想定利回り(年率):13.7%

・運用期間:11年

運用結果は410.5万円になるそうです。

こんなの見せられたら

僕だったら間違いなくBファンドを選びます。

投資信託の利回りと複利効果は鵜呑みにしてはいけない

実は同一ファンド

実は先のAとBは同一ファンドで、どちらも『MHAM 日本成長株オープン 』です。以前、積立投資の検証記事に使った数字を引用しました。

▼以前の記事はこちら

【投資信託】積立中の値下がりはリスクか? 検証してわかったこと

以前の記事で比較検証した期間は次のチャートの赤の横線の部分で、大きく値下がりした後回復した期間です。

利回りを比較して意味があるのか?

Bの積立投資は、大きく値下がりして回復しただけで13.7%の利回り。値下がり時の安値での積立がリターンの素になっています。

Aの一括投資は投資元本まで回復しただけなので0.6%の利回りにしかなりません。

ですので、たまに見かける「〇〇ファンドの利回りは〇%」とか「〇%で複利運用すると…」といった数字だけの説明記事は全く参考にはなりません。

このように、利回りだけの比較には意味が無いし、これで判断するのは危険です。

余談:複利のパワー

先の野村証券のみらい電卓で出した410.5万円に意味があると思いますか? で、これが複利のパワーだと説明されて納得できますか?

何が複利のパワーやねん!と、つっこみたくなりませんか?

関連記事投資信託の複利効果にだまされてはいけない:その2/投資のタイミングで結果は大きく変わる

最後に

ちなみに僕は投信を始めてから10年経ちますが、未だに「利回り〇%」と聞いてもピンときません。

比較するならチャート比較とリターンの比較で、モーニングスターのポートフォリオ登録や、ヤフーファイナンス、マネックス証券のチャート比較ツールを利用しています。

関連記事投資信託/モーニングスターの「ポートフォリオ登録」の方法

関連記事複数の投資信託のチャートを、yahooファイナンスを使って比較検証する方法

関連記事これは便利!マネックス証券の投資信託チャート比較/僕はこれでインデックスからアクティブファンドに乗換える決心をした

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