単利と複利のグラフを使って毎月分配型投資信託のデメリットを説明すると矛盾が生じる

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気になる記事を見つけました。毎月分配型投資信託についてPRESIDENT Onlineから『毎月分配型投信の「分配金」の実態とは?』という記事タイトル。

1万円の投資をして1000円の分配金を受け取ったら、元本が9000円になっているのと同じです。これを分配金と呼んでいいのでしょうか。自分のお金を取り崩しているにすぎません。ですから多くの専門家が批判するのです。

引用元:PRESIDENT Online

これを分配金と呼んでいいのでしょうか?

個人的には、利益の分配というよりただの解約金なので『分配金』と呼んだらダメだと思います。

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複利と単利の説明をすると矛盾する

僕が気になったのは複利と単利の説明です。

図1は元本1000万円を年率5%で運用した場合の単利と複利の差です。単利運用では1年に50万円ずつ増えていきますので(税金は考慮していません)、10年後には1500万円になります。

それに対して、複利運用の場合には約1629万円になり、その差は129万円にもなります。

引用元:PRESIDENT Online

年率5%で単利運用

この説明だと、元本2000万円を年率5%で単利運用すると、1年で100万円増える計算になります。元本が3000万円だと150万円。

しかも「投資元本はそのまま!」ということは、まるで預金金利が5%の定期預金。

取り崩し世代は単利の方がいい

もしこれが事実であれば、取り崩し世代にとっては単利の方が有り難いと思うし、毎月分配型の何が悪い?ということになると思うのです。

すでにリタイアして保有資産を取り崩しながら生活をしている人もいます。

そういった世代の人にとっては、複利効果が得られなくても、元本を取り崩しても、定期的に分配金を受け取る意味はあります。

引用元:PRESIDENT Online

当然、この場合、利益をちゃんと分配しているので分配金を『分配金』と呼んでも何も問題はありません。

ということは、記事タイトルの『毎月分配型投信の「分配金」の実態とは?』の答えは、『利益の分配』ということになります。

あれれ? 

最初の方となんか矛盾してませんか。

矛盾の原因

「毎月分配型投資信託は資産形成には向かない」ということを説明するために、単利と複利のグラフを使って説明をすると必ず矛盾が生じます。

矛盾の原因は、値動きのある投資信託を右肩上がりの単利と複利のグラフを使って強引に説明するからです。

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